AIコーディングツールが急速に普及するなか、私もCursorを使って日常的な開発をこなしていました。Cursorは補完の速さとエディタとしての完成度が高く、導入当初は「もうこれなしでは開発できない」と感じるほど便利でした。
しかし使い込むほどに、いくつかの不満が積み重なっていきました。この記事では、CursorからClaude Codeに乗り換えた経緯と、2ヶ月使ってみた率直な感想をまとめます。
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Cursorへの不満
使用上限にすぐ達してしまう
Cursor Proは月額60ドルのプランですが、ある程度まとまった開発作業をこなすと、あっという間に使用上限に到達してしまいます。上限を超えると追加料金が発生しますが、これが高い。コストの見通しが立てにくく、月末の請求額にドキッとすることが何度かありました。
普通に仕事をしているだけで上限に達してしまうのは、単純に使いにくかったです。「使いすぎないように」と気にしながら作業するのはじわじわとストレスになっていきました。
精度への物足りなさ
細かい指示の精度に物足りなさを感じていました。たとえばProject Rulesに記載している規則を無視した実装をされることがあったり、既存コードの横展開をお願いしたときに元のコードでは定数を使っているのにマジックナンバーに変えられてしまったり。触ってほしくない箇所まで勝手に変更されることも多く、結果的に確認・修正コストがかさんでいました。
Claude Codeへの乗り換え
乗り換えを決めた直接のきっかけは、同じモデルを使っているはずなのにClaude Code単体で使ったほうが精度が高いという話を聞いたことです。半信半疑で試してみたところ、体感が明らかに違ったのでそのまま移行しました。
現在の構成は Cursor IDE + Claude Code拡張機能 です。使い慣れたCursorのエディタはそのままに、AI部分だけClaude Codeに切り替えています。Cursorの課金は結局切りました。
2ヶ月使って感じた違い
精度:同じモデルなのに差がある
最も驚いたのはここです。選んでいたモデルはCursorでもClaude系でしたが、Claude Code経由で使うと精度が明らかに違います。指示に対して的確なコードが返ってくる確率が上がり、手直しにかかる時間が減りました。
モデルそのものの差ではなく、プロンプトの作り込みやコンテキストの渡し方といった、ツール側の実装差が影響しているのかもしれません。
コスト・使用制限:ストレスがなくなった
Claude Codeは月額100ドルのプランで、使用制限は5時間ごと・週ごとのリミット制です。2ヶ月使って、上限に達したことはほぼありません。「使いすぎかな」と意識することなく普通に仕事ができるのは、思っていた以上に快適でした。追加課金のリスクもないので、コストの予測も立てやすくなりました。
速度:唯一のデメリット
レスポンスの速さはCursorに軍配が上がります。Claude Codeはひとつの応答が返ってくるまでに少し待つ場面があります。
ただ、精度が高いぶん手直しが少なく、トータルの作業時間で見るとそれほど変わらない印象です。速く返ってくるが手直しが多い vs. 少し待つが一発で決まりやすい、という感じで、自分には後者の方が合っていました。
まとめ
CursorからClaude Codeに乗り換えて2ヶ月。結論としては、自分の用途には完全にClaude Codeの方が合っていました。
- 使用制限を気にせず使えるのは、思った以上に精神的に楽
- Cursorは手直しなしではありえなかった。Claude Codeに変えてから手直しの頻度は明らかに減り、生産性は確実に上がった
- 速度は遅めだが、作業全体で見ると大きな問題にはなっていない
- 月額は40ドル高いが、追加課金リスクがなく実質的なコスパは良い
Cursorの使用制限や精度に不満を感じているエンジニアには、一度試してみる価値があると思います。エディタはCursorのまま移行できるので、切り替えのハードルも低いです。
なお、これは2026年3月時点での感想です。AIツールの進化は早いので数ヶ月後には状況が変わっている可能性もありますが、今この瞬間の開発環境としてはClaude Codeに満足しています。